こんばんは。バラシ屋トシヤです。
前回の第1話、たくさんの方々に読んでいただけたみたいです。本当にありがとうございます。
金縛りになりながら書いたかいがありました。笑
というのも僕はまだあの家に住んでいた高校生の頃から金縛りになるクセがついてしまったのです。
酷いときは一晩で複数回。
電話の途中で体が動かなくなってしまったこともあります。
耳は聞こえているのですが喋ることができなくなります。
しかし勘違いしないでいただきたいのは僕には全く霊感がないということです。
なので金縛りになっちゃうのも霊の仕業ではなく疲れからくるものだったり
脳波?とか・・・もっと科学的な何かだと・・・・・・信じてます。
では前置きはこれくらいにして本編をどうぞ。
初めての方は【家に住む何か】第1話を読んでからお楽しみ下さい。↓↓↓↓
※閲覧注意【家に住む何か】第1話
【家に住む何か】第2話
初めての恐怖体験をした翌日。
僕は両親と弟たちが眠る部屋で目覚めました。
というのもその後もずっとリモコンは鳴り止まず、流石に怖くなってきたので1階で寝ることにしたのです。
父が起きてるかと思ったのですがその日は眠っていましたね。
朝・・・学校に行く準備をしなくてはならないので、まだ嫌な気持ちはありましたが部屋に戻りました。
テレビはNHK教育がついたままでしたがリモコンは鳴り止んでいました。

家を出る前に父親に事の一部始終を話しました。話を聞く父はだんだんと青ざめ、少し震えていました。
その時の父の顔が未だに忘れられません。


「前に家族でご飯を食べている時2階で音がしたろ?あのときな・・・」


※これは父から聞いた話です。




「なんだ・・・誰もいないじゃないか」
そう思い階段を下る父。
しかし1番下の段に足をかけたとき後ろから・・・

あははは

女の子の笑い声が聞こえた。
そしてハッキリと見えたわけではないが赤いランドセルに黄色い帽子をかぶった
何かが絶対にそこにいたと言うんです。
(はやく言えよ・・・その後僕その部屋で寝てるんだぞ!笑)
そしてその後このシーン

「きっとテレビが見たかったんだよ!だからNHK教育なんだ!小学校低学年くらいの女の子が2階に住んでいる!」
正直言って僕はまるっきり信じていませんでした。
というのも父はかなりのオカルト好き・・・昔から怖いビデオを借りてきては子供に見せトラウマを植え付けて笑う・・・変わった人だったんです。
「ハイハイ・・・そういうのいいから」
その手のことは昔から言われていました。
確かに誰もいない部屋で人が走るような音はしましたが
古い家だったのでどっかから響いてたりお隣さんだったり、普通に地震とかだったり。なんでも理由は付けられます。
昨晩の事も本当にリモコンの故障で、NHKのボタンがずっと押した状態になる誤作動だと思えば自然です。(少し無理があるかもしれませんが当時の僕は本当にそう思いました。)
一晩寝て学校へ行き帰る頃にはもう僕は平気でした。
それからも自分の部屋で普通に過ごしていました。しばらくは特に変わった出来事もありませんでした。
でもそのときの父はしつこかった。
ある日は家に帰ると階段に盛り塩がしてあったり・・

「また階段にいた。」
「今日は庭にいた。」
などと言い
僕をビビらそうとするんです。
魂胆がミエミエでした。
一方でもう1人の見える人・・・兄なんですが特に女の子の幽霊のことは何も言ってませんでした。
兄は兄でどうやら別の幽霊と戦っていたそうです。笑
金縛りに毎晩のようになり・・・目を開けると足元に女が立っている・・・

なんてことはザラにあったそうです。
でもまあ兄の話は置いといて
それからしばらくの月日が経ち・・・僕はもうそんなこと頭になく普通に生活をしていました。他のみんなも。
父だけは相変わらず女の子がいると言い張ってましたが・・・。
ある日・・・・・・
弟が家に学校の友達を連れてきました。当時弟はまだ小学校の低学年。
その友達はお昼過ぎに遊びに来て、夕方まで弟とずっとゲームをしていました。
途中から僕も参加して一緒に遊んでいました。
大人気なくゲームに夢中になってしまい気がつくと外はもう薄暗く時刻は17時前
「あ!やば!そろそろ帰った方がいいんじゃない?」
「うんそろそろ帰るね」
玄関で靴を履く弟の友達
ドアノブに手を掛けたその時・・・その子はパッと振り返り僕と弟にこう言いました。

「え?」

さすがに僕もその言葉には震えました。何も知らないはずのなのにその子は真顔で本当にそう言ったのです・・・。
以上が僕が実家で実際に体験した話です。絵に描いた幽霊は全て父から聞いたイメージです。
僕は一度も見たことがないので・・・。
この記事を書くにあたって母親に電話をしました。親しき中にも礼儀あり・・・ということで
「あの時のこと書いていいかな?」
「いいんじゃない?」
僕が高校を卒業して上京して間もなく・・・家族はその家を引っ越しました。
「お父さんも・・・いいって言ってくれるかな?」
「・・・・・・どうだろうね。」
父は
僕が高校を卒業して間もなくこの世を去りました。
昔から病気がちで入退院を繰り返していたので
一概には言えませんが
その家に住んでからというもの父はみるみると衰弱し・・・
ここでは書けませんが色々あって仲の良かった家族の心もバラバラになりました・・・
何でもイタズラに紐づけることはよくありませんが・・・あの家に住んでいた7年間の間は・・・僕ら家族にとって地獄のような日々でした。
僕と同じで幽霊なんて信じてない母親も・・・その家だけはもう嫌だ・・・そう思い引っ越しを決意したそうです。
ですがこの話には後少しだけ続きがあります。
はい。
話は現代に戻ります。
つい先日の話です。僕の今住んでいる家で友人とお酒を飲んでいたときのこと・・・
深い時間になりその場のノリで怖い話合戦が始まったのです。
僕は怖い話をするときは決まってこの話をします。
だいたいみんな聞いたことを後悔するくらいビビリます。
しかしそのときは
その話に興味をもった友人が
「その家って今もあるの?」
そう言いだしたのです。
「まああるとは思うけど・・・。」
「住所覚えてる?」
「ああ覚えてるよ・・・何で?」
「ストリートビューって知ってる?」
今思うと浅はかでした。僕らは酔った勢いもあり・・・グーグルアースを使ってその家を見てみる事にしたんです。
申し訳ありません。今日はここで終りです。
ここまでお付き合いありがとうございました。
次は本当にあったことをタンタンと書くだけになります。
ではまた
あーーーーーーーーーーまた肩が重い。今日も金縛りだな。
【家に住む何か】第3話はこちら↓↓
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