※注意

これはフォロワーさんが実際に体験した話を元にして書いた半フィクションブログです。

実際の出来事、登場人物、団体名、地名は本来のものとは異なる場合があります。

また、このブログを読んで何か不可解な現象が起こったとしても

作者には何の解決もできませんのでご注意下さい。

それでは覚悟のできた方からお進み下さい。

↓↓

【トイレ】

東京都 池田様からの恐怖体験

これは私が高校生の頃のお話です。

その日私は

授業中にトイレに行きたくなり

先生に断りを入れ

いつも使っているトイレへと向かいました。

当たり前ですが授業中なのでトイレには誰もいませんでした。

そのトイレは3階にあり

個室が3つ

それに手洗い場と鏡

そして奥の突き当たりにはすりガラスの窓が１つ

どこの個室でも良かったのですが

なんとなく・・・1番奥の個室を使用することにしました。

用を足していると

外の入り口に人の気配を感じたのです。

私は

「誰か生徒が来たのかな？」

と思ったのですが、すぐにそれは違うということがわかりました。

カツカツカツ

トイレに入ってきた人物はハイヒールを履いていたのです。

（この音・・・ハイヒールだよね・・・誰だろ？・・・ハイヒールなんて先生も履かないのに・・・

・・・誰かの保護者が何か用事があって来たのかな？）

そんなことを思っていた時でした。

カツカツカツ

コンコン

それは私が入っている個室の2個隣をノックする音。

カツカツカツ

（あれ？おかしいな入らないの？・・・このトイレには私の他に誰もいないと思ったんだけど・・・）

カツカツカツ

コンコン

ノックの音は隣の個室。

カツカツカツ

また入らずに歩く音。

（何かおかしい）

私はようやくその状況がいかに異質かを理解し始め

体全身に恐怖と緊張を感じました。

カツカツ

（ヤバい・・・・・・くる）

コツン・・

恐怖と緊張がピークに達したその時です。

ガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガン

ものすごい音で扉をガンガン叩かれたのです。

（何・・？これ・・・・誰か助けて・・！！）

正確には覚えていませんが

2〜3分後にようやく音がやみ、ハイヒールの足音も離れていったので

ようやく私は個室からでることができました。

（一体何だったんだろう・・）

（ん？）

ふと奥のすりガラスの窓に目をやるとそこには

はっきりと女の人が窓の外からニヤリとこちらを見て笑っていたのです。

私は急いで教室に逃げ帰り

事の一部始終を友人に伝えました。

「あなた知らないの？この学校はね・・昔墓地だったの。」

どうやらこの学校で恐怖体験をしたのは私だけではないみたいです。

終

【感想】

ご協力ありがとうございました。

フォロワーさんからの募集企画第1回目ということもあり

怪談ではよくありそうな学校のトイレでの出来事

そしてだんだんと近づいてくる音。

僕思うんですが

怪談でありがちな話って、何で生まれるんですかね？

それはきっと今回の池田様のように

経験している絶対数が多いからだと思うんですよ。

火のない所に煙りは上がらない

じゃないですが

これだけこのパターンがあるということは

全国でこのような経験談が数多くあるからですよね。

そう思うと

いずれ自身も体験してしまう確率は高いのかも知れません。

近づいてくるハイヒールの音とノックの音

それがこの身に起きたとき

あなたは正気でいられますか？

僕は2個隣の個室の時点で気を失っているかも知れません。（いや逆にそうなりたい。）

それでは学生の皆さん、授業中のトイレの使用にはくれぐれもお気を付けて。

それではまた。